特に盆栽好きでもなく詳しくありませんが、平日の昼間にふらっと訪問してみました。

平日昼間とあって他にお客さんはいませんでしたが、スタッフの方が5〜7人程それぞれに作業をされており、入館するとその中の一人が受付をし、そのまま30分ほど館内をぐるっと案内して下さいました。
前提知識がなかったため、盆栽の種類、賞を取った盆栽、お値段など詳しい説明をしていただくことができ、大変勉強になりました。

広い館内は盆栽が所狭しと並んでいる庭園部分と長い縁側と幾つかの和室からなる母屋で構成されていました。

庭園には黒松、真柏(シンパク)、皐月(サツキ)、梅、もみじ、など数え切れいないほどの盆栽が並んでおり、中には「内閣総理大臣賞」を受賞した盆栽もあり圧巻でした。
また、盆栽の多くは販売もされているようで数万〜1億円(以上?)で購入もできるようです。
(個人的な感想では数十万でかなり良い盆栽が購入できる印象でした。)

母屋には幾つかの和室があり、各和室の床の間に盆栽と掛け軸が美しく飾られています。
長時間室内に盆栽を置いておけないため、置かれている盆栽は毎日入れ替えをしているようです。
どの部屋も落ち着いた美しさがあり、縁側から眺める庭園も素晴らしいものでした。

国内外から毎年多くの方が訪れるようで、母屋の入り口には有名人の写真が幾つも飾られており、中でもAMAZON創業者のジェフ・ベソス氏の写真が印象的でした。

最後にはお茶とお土産の小さな苗木を頂き1時間ちょっとで見終わることができました。
盆栽はもちろん日本の美を感じることのできる素晴らしい空間のため、一度行って損はないと断言できる美術館でした。